歯の保存
歯周病治療
歯みがきのときに血が出る。これは正常ではありません。歯周病は痛みがないまま進み、成人が歯を失うもっとも多い原因です。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
痛くないまま、進みます。
「歯周病で歯を失う方の多くは、痛みを感じたことがありません。」
歯ぐきの炎症(歯肉炎)は、多くの場合、清掃で改善します。しかし炎症が歯を支える骨に及ぶと歯周炎になり、失われた骨は自然には戻りません。
進行の徴候は、出血、歯ぐきの下がり、歯のゆれ、口臭、噛んだときの違和感です。痛みは初期にはほとんどありません。だからこそ、検査で歯周ポケットの深さを測ることが重要になります。
歯周病は口の中だけの問題ではありません。糖尿病、心血管疾患との関連が報告されています。糖尿病のある方では、歯周病の治療が血糖の管理にも関わります。
この病気について。
徴候
出血は最初のサインです
歯みがきで出血する、歯ぐきが下がる、歯がゆれる、口臭が続く。いずれも受診の理由になります。
検査
ポケットの深さを測ります
歯周ポケットの深さと出血の有無を記録します。これが治療計画の基礎になります。
治療
まず徹底した清掃
歯ぐきの下の付着物を除去します。多くの場合、これで炎症は大きく改善します。
外科
必要な場合に限ります
深いポケットが残る場合に、外科的な処置を検討します。最初から手術ではありません。
喫煙
治りにくくなります
喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、治療の効果を下げます。事実としてお伝えします。
メインテナンス
治療後が本番です
治療で改善しても、間隔をあけると再発します。生涯にわたる定期管理が前提です。
治療の流れ
検査から、メインテナンスまで。
失われた骨は戻りませんが、進行は止められます。早いほど残せます。
検査と記録
ポケットの深さ、出血、歯のゆれ、レントゲンで骨の状態を確認し、記録します。
ご説明
現在の状態と、治療で何が期待できるかをご説明します。過度な期待も、悲観もお伝えしません。
清掃(第一段階)
歯ぐきの下の歯石と細菌性の付着物を、局所麻酔のもとで除去します。
再評価
数週間後に再検査します。改善した部分と、残った部分を確認します。
必要な追加処置
深いポケットが残る場合、外科的処置や薬剤の併用を検討します。
メインテナンス
3か月から6か月ごとの管理に移ります。ここが長期の結果を決めます。
費用について
公的保険の給付範囲と、自己負担部分。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
歯みがきで血が出るのは普通ですか。
普通ではありません。健康な歯ぐきは、通常の歯みがきで出血しません。出血は炎症の徴候です。強く磨きすぎている場合もありますので、まず検査をお受けください。
歯周病は治りますか。
進行を止め、炎症を抑えることはできます。ただし、すでに失われた骨は自然には戻りません。だからこそ早い段階の受診が重要です。
治療は痛いですか。
歯ぐきの下の清掃は局所麻酔のもとで行いますので、処置中の痛みはありません。治療後、数日は歯ぐきが敏感になることがあります。
公的医療保険はカバーしますか。
歯周病の体系的治療は、条件を満たせば公的医療保険の給付対象です。治療後のメインテナンスは、一定期間は給付対象となる場合があります。詳細は個別にご説明します。
歯がゆれています。抜くしかないですか。
必ずしもそうではありません。ゆれの原因と骨の残り方によります。まず検査をさせてください。残せる場合もありますし、残せない場合はその理由をご説明します。
糖尿病と関係がありますか。
関連が報告されています。歯周病があると血糖の管理が難しくなり、糖尿病があると歯周病が進みやすくなります。糖尿病をお持ちの場合は、その旨をお伝えください。
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