患者様向け情報
歯ぎしりとナイトガード
夜間の歯ぎしりは、ご自身では気づきにくいものです。朝の顎のこわばり、歯のすり減り、ご家族からの指摘が手がかりになります。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
ナイトガードは、歯ぎしりを止めません。
「装置は歯を守ります。原因をなくすわけではありません。」
歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠中に無意識に歯を強くすり合わせる、または噛みしめる状態です。日中の噛みしめも含まれます。
歯への影響は、すり減り、欠け、詰め物やかぶせ物の破損、歯の動揺、そして知覚過敏です。顎の筋肉の痛み、朝の頭痛、顎関節の症状につながることもあります。
ナイトガード(Knirscherschiene)は、歯を物理的に守る装置です。歯ぎしり自体を止めるものではありません。この違いは重要です。原因にストレスや睡眠の質が関わる場合、そちらへの対応も必要になります。
見分ける手がかり。
朝の症状
顎のこわばり、頭痛
起床時に顎が疲れている、こめかみが痛い場合、夜間の噛みしめが疑われます。
歯の変化
すり減りと欠け
歯の先端が平らになる、エナメル質が欠ける、詰め物が繰り返し外れる。
知覚過敏
冷たいものに敏感
エナメル質がすり減ると、象牙質が露出して敏感になります。
ナイトガード
歯を守る装置です
歯ぎしりを止めるのではなく、力から歯を保護します。型取りして製作します。
市販品
注意が必要です
合わない装置は噛み合わせを崩し、症状を悪化させることがあります。
原因
一つではありません
ストレス、睡眠障害、噛み合わせ、薬剤などが関わります。原因の特定が必要です。
治療の流れ
診察から装置まで。
装置を作る前に、噛み合わせと顎関節を確認します。
問診
朝の症状、ご家族からの指摘、ストレスや睡眠の状況をうかがいます。
診察
歯のすり減り、筋肉の圧痛、顎関節の動きを確認します。
原因の検討
噛み合わせに問題があるか、他の要因が主かを検討します。
型取り
ナイトガードを製作するため、スキャンまたは型取りを行います。
装着と調整
装置を装着し、噛み合わせを調整します。違和感があれば再調整します。
経過確認
装置の摩耗と症状の変化を確認します。摩耗の程度で歯ぎしりの強さがわかります。
費用について
ナイトガードの費用について。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
ナイトガードをすれば歯ぎしりは治りますか。
治りません。装置は歯を力から守るものです。歯ぎしり自体は続きますが、歯の摩耗や破損を防げます。この区別は重要です。
市販のマウスピースでもよいですか。
お勧めしません。合わない装置は噛み合わせを崩し、顎関節に負担をかけることがあります。歯科で型を取って作ったものをご使用ください。
公的医療保険はカバーしますか。
医学的な適応がある場合、ナイトガードは給付対象となることがあります。適応の判断は診察のうえで行います。詳細はご説明します。
ストレスが原因だと言われました。
関与することが多い要因です。ただし、噛み合わせ、睡眠障害、一部の薬剤も関わります。当院では歯科的な要因を確認し、必要に応じて他科の受診をお勧めすることもあります。
ボトックス注射は行っていますか。
当院では歯ぎしりに対するボトックス治療は行っておりません。ご希望の場合は、適応と実施体制のある施設をご相談ください。
どのくらいで作れますか。
型取りから装着まで、通常1週間から2週間程度です。技工所での製作期間によります。
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