患者様向け情報

顎関節の症状

顎が痛む、開けると音がする、口が開きにくい。これらは顎関節とその周囲の筋肉の症状です。歯科で対応できる部分があります。

顎関節症CMD開口障害関節の音
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診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。

症状は、顎だけに出ません。

「頭痛や首の痛みの原因が、噛み合わせにあることもあります。」

顎関節症(ドイツ語では CMD、Craniomandibuläre Dysfunktion)は、顎関節とそれを動かす筋肉に生じる症状の総称です。単一の病気ではありません。

症状は顎の痛み、開閉時の音(クリック音)、口が開きにくい、噛むと疲れる、といったものです。加えて、頭痛、こめかみの痛み、首や肩のこわばり、耳の周囲の違和感が出ることもあります。

原因も一つではありません。歯ぎしり、噛み合わせの不調和、外傷、ストレス、姿勢などが関わります。そのため、まず何が起きているかを確かめる必要があります。

徴候と対応。

痛み

顎、こめかみ、耳の前

噛むとき、朝、あるいは一日の終わりに強くなる場合があります。

音

音だけなら経過観察も

痛みがなく音だけの場合、必ずしも治療は必要ありません。診察のうえで判断します。

開口障害

指2本分開かない

口が大きく開かない、途中で引っかかる場合は受診してください。

関連症状

頭痛、首、肩

顎以外の症状として現れることがあります。歯科的な要因の確認は有益です。

装置

スプリント療法

噛み合わせを安定させる装置で、筋肉の負担を軽くします。まず可逆的な方法から始めます。

限界

歯科だけで完結しません

整形外科、理学療法、心療内科との連携が必要な場合があります。ご紹介します。

治療の流れ

診察の流れ。

不可逆的な処置から始めることはありません。

01

問診

症状の場所、いつ強いか、いつからか、外傷や歯科治療との関連をうかがいます。

02

診察

開口量、関節の動きと音、筋肉の圧痛、噛み合わせを確認します。

03

原因の検討

歯ぎしり、噛み合わせ、その他の要因のうち、何が主かを検討します。

04

可逆的な対応

まずスプリント(装置)や生活上の助言から始めます。歯を削る処置は先に行いません。

05

経過の確認

数週間後に症状の変化を確認します。改善の有無で方針を見直します。

06

必要なら連携

理学療法や他科の受診が必要と判断した場合は、ご紹介いたします。

費用について

診察と装置の費用について。

費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。

費用とお支払いについて →

よくあるご質問

顎が鳴りますが、痛みはありません。治療は必要ですか。

必ずしも必要ではありません。音だけで痛みや開口障害がない場合、経過観察とすることもあります。診察のうえで判断し、様子を見てよい場合はそう申し上げます。

口が開きにくくなりました。

受診してください。開口障害は、関節内の問題や筋肉の強い緊張を示している場合があります。急に開かなくなった場合は、早めにご連絡ください。

歯を削って噛み合わせを直すのですか。

まず行いません。当院では可逆的な方法(装置、助言)から始めます。歯を削る処置は元に戻せないため、慎重に判断します。

頭痛と関係がありますか。

関係する場合があります。顎の筋肉の緊張が、こめかみの痛みや頭痛として現れることがあります。ただし頭痛の原因は多様ですので、歯科的な要因の有無を確認するという位置づけです。

公的医療保険はカバーしますか。

診察と、医学的な適応があるスプリント療法は給付対象となる場合があります。詳細な機能検査などは自己負担となることがあります。事前にご説明します。

治るまでどのくらいかかりますか。

原因と症状によって大きく異なります。数週間で改善する場合もあり、長く付き合う必要がある場合もあります。期間をお約束することはできません。

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まずは、お話をうかがうことから。

診断のないご提案はいたしません。ご相談では現状を拝見し、選択肢と、それぞれの利点・欠点をご説明します。