患者様向け情報
いびき用スプリント
歯科で製作する装置がいびきを軽減する場合があります。ただし、まず無呼吸がないかを確かめる必要があります。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
いびきの前に、無呼吸の確認を。
「いびきを消しても、無呼吸が残れば意味がありません。」
いびきは、睡眠中に気道が狭くなり、周囲の組織が振動して生じます。下顎を前方に保持すると気道が広がり、いびきが軽減する場合があります。
ここで重要なのは、いびきの背後に睡眠時無呼吸が隠れている可能性です。装置でいびきの音だけが消えても、呼吸が止まっている状態が続けば、健康上のリスクは残ります。
そのため当院では、装置を作る前に睡眠検査をお勧めしています。無呼吸がない、または軽度と診断された場合に、装置による対応を検討します。
装置について。
検査が先
無呼吸の有無を確認
睡眠検査で無呼吸がないか、あるいは軽度かを確認してから装置を検討します。
仕組み
下顎を前方に保持
睡眠中に下顎を前に保ち、気道を広げることを狙います。
市販品
お勧めしません
合わない装置は噛み合わせを崩し、顎関節に負担をかけることがあります。
副作用
顎と歯への影響
長期使用で噛み合わせが変化することがあります。定期的な確認が必要です。
適さない場合
歯や歯ぐきに問題があるとき
歯の本数が少ない、歯周病がある場合は、先にそちらを扱います。
効果
全員に有効ではありません
いびきの原因は複数あります。鼻の通り、体重、飲酒なども関わります。
治療の流れ
ご相談の流れ。
装置は、原因を確かめたうえでの選択肢です。
ご相談
いびきの状況、日中の眠気、ご家族からの指摘についてうかがいます。
睡眠検査のご案内
無呼吸の可能性を確認するため、医科での検査をお勧めします。
歯科での診察
歯の状態、噛み合わせ、顎関節を確認します。装置に耐えられるかを見ます。
製作
スキャンまたは型取りを行い、装置を製作します。
調整
装着感と前方への保持量を調整します。
経過の確認
いびきの変化と、噛み合わせへの影響を定期的に確認します。
費用について
装置の費用について。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
いびきだけが気になります。検査は必要ですか。
お勧めします。いびきの背後に睡眠時無呼吸が隠れている場合、装置で音だけを軽減しても健康上のリスクは残ります。まず検査で確認することが安全です。
市販のいびき防止マウスピースはどうですか。
お勧めしません。合わない装置は噛み合わせを崩し、顎関節に負担をかけることがあります。歯科で口に合わせて製作した装置をご使用ください。
必ず効きますか。
いいえ。いびきの原因は複数あり、鼻の通り、体重、飲酒、睡眠の姿勢なども関わります。装置が有効な症例と、そうでない症例があります。
装置をつけると顎が痛くなりませんか。
装着初期に違和感や軽い痛みが出ることがあります。多くは慣れますが、続く場合は保持量を調整します。定期的な確認が必要です。
公的医療保険はカバーしますか。
いびき単独に対する装置は、原則として給付対象外です。睡眠時無呼吸の診断があり条件を満たす場合は、対象となることがあります。事前にご確認ください。
どのくらい使い続ける必要がありますか。
原因が続く限り、使用を続ける必要があります。装置は原因を治すものではなく、症状を抑えるものです。
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