患者様向け情報
削らないベニアは可能か
歯をほとんど削らずにベニアを装着できる場合があります。ただし適応は限られており、すべての方に可能な方法ではありません。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
「削らない」には条件があります。
「削らずに貼れば、その分だけ歯は厚くなります。」
ノンプレップベニアは、歯の表面をほとんど削らずに、薄いセラミックを接着する方法です。歯質を保存できる点が利点です。
ただし、削らない場合、貼った分だけ歯は前方に厚くなります。もともと歯が前に出ている、歯並びが混み合っている場合、不自然な見た目になります。
適するのは、歯が小さい、すき間がある、歯が内側に入っている、摩耗して短くなっているといった、厚みを足すことが有利な症例です。診察のうえで判断します。
適応と限界。
適する場合
厚みを足したい症例
歯が小さい、すき間がある、内側に入っている、摩耗して短い場合に向きます。
適さない場合
すでに前に出ている歯
もともと突出している、混み合っている場合、厚みが加わると不自然になります。
可逆性
完全には元に戻りません
「削らない」でも接着処理は行います。外した後に表面の処置が必要な場合があります。
厚み
0.3mm 程度から
非常に薄いセラミックを用います。技工士の技術が結果を左右します。
土台
健康であることが前提
むし歯、歯周病、強い歯ぎしりがある場合は、先にそちらを扱います。
モックアップ
必ず試します
装着前に、厚みが加わった状態を口腔内でご確認いただきます。
治療の流れ
判断の流れ。
厚みの影響は、モックアップでご確認いただきます。
ご希望をうかがう
何を変えたいか、どこが気になるかをお聞かせください。
診察と記録
歯の位置、厚み、噛み合わせ、土台の健康状態を確認します。
適応の判断
削らない方法が適するか、通常のベニアが適するかを判断します。
デジタル設計
厚みを足した状態を設計します。お顔立ちとの調和を確認します。
モックアップ
口腔内で試します。厚みの感覚と見た目をご確認ください。
製作と装着
ご納得いただいてから製作し、接着します。
費用について
ノンプレップの費用について。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
本当に歯を削らないのですか。
ほとんど削りません。ただし接着のために表面を処理する必要があります。完全に元の状態に戻せるわけではないため、「可逆的」とは申し上げません。
誰でもできますか。
いいえ。歯がもともと前に出ている、歯並びが混み合っている場合、厚みが加わると不自然な見た目になります。適応は限られます。
通常のベニアとどちらが良いですか。
症例によります。厚みを足すことが有利な症例ではノンプレップが適します。逆に、形や位置を大きく変える必要がある場合は、通常のベニアのほうが自然な結果になります。
違和感はありますか。
厚みが加わるため、最初は唇に触れる感覚が変わることがあります。モックアップの段階で、この感覚をご確認いただけます。
外したいと思ったら外せますか。
外すことは可能ですが、接着面の処置が必要になり、完全に元の状態には戻りません。この点を理解したうえでお決めください。
保険は使えますか。
審美目的の処置は公的医療保険の給付対象外です。費用は事前に書面でお示しします。
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