患者様向け情報
型取り材を使わない型取り
従来の型取りは、印象材を口に入れて固まるのを待つ方法でした。口腔内スキャンでは、小型のカメラで歯の表面を記録します。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
苦手だった方に、選択肢があります。
「型取りが苦手で治療を避けていた方に、まずお伝えしたい方法です。」
口腔内スキャナは、歯とその周囲を光学的に読み取り、三次元のデータとして記録する装置です。従来のように印象材を口に入れて数分待つ必要がありません。
利点は、嘔吐反射が出にくいこと、材料の味や匂いがないこと、そしてデータをそのまま技工所に送れることです。輸送による変形や、材料の収縮といった誤差要因が減ります。
ただし、すべての場面でスキャンが優れているわけではありません。歯ぐきの下深くまで記録する必要がある場合など、従来の方法が適することもあります。症例に応じて判断します。
スキャンの特徴。
嘔吐反射
負担が軽くなります
印象材を口に溜める必要がないため、反射が出やすい方にも受けていただきやすい方法です。
時間
待ち時間がありません
材料が固まるのを待つ必要がなく、記録した時点で終了です。
データ
そのまま送れます
技工所へデータで送るため、輸送中の変形がありません。
確認
その場で見られます
画面で拡大して確認できます。記録が不十分な部分はすぐに撮り直せます。
用途
かぶせ物、矯正、記録
クラウン、ブリッジ、マウスピース矯正、経過の記録に使えます。
限界
従来法が適する場合も
歯ぐきの下深くまで必要な症例などでは、従来の型取りを選ぶことがあります。
治療の流れ
スキャンの流れ。
不快感が少ない方法ですが、無理はしません。
ご説明
何のために記録するか、どのくらいかかるかをお伝えします。
準備
歯の表面の水分と汚れを取り除きます。清潔な状態で記録します。
スキャン
小型のカメラを歯列に沿って動かします。途中で休憩を挟めます。
確認
画面で記録内容を確認します。不十分な部分は追加で撮影します。
データ送信
技工所へデータを送ります。または矯正の計画に用います。
次の工程
製作期間をお伝えし、次回のご予約をお取りします。
費用について
スキャンの費用について。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
従来の型取りより精度が高いのですか。
症例によります。多くの一般的な症例では、スキャンで十分な精度が得られ、輸送による変形がない点は有利です。ただし、歯ぐきの下深くまで記録が必要な場合など、従来の方法が適することもあります。
嘔吐反射が強いのですが、受けられますか。
従来の型取りより負担は軽くなります。印象材を口に溜める必要がないためです。途中で休憩を挟むこともできますので、遠慮なくお申し出ください。
どのくらい時間がかかりますか。
記録する範囲によりますが、片顎で数分程度です。材料が固まるのを待つ時間がないため、全体としては従来法より短くなることが多いです。
痛みはありますか。
ありません。カメラを歯に沿って動かすだけです。器具が歯ぐきに触れる感覚はありますが、痛みを伴う処置ではありません。
追加費用がかかりますか。
治療内容に含まれる場合と、別途となる場合があります。ご相談の際に費用をご説明します。
データは保存されますか。
治療の記録として保管します。経過の比較に使えるため、数年後に歯の形の変化を確認することもできます。
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