患者様向け情報
妊娠中の歯科治療
妊娠中も、必要な歯科治療は受けられます。むしろ受けないことのほうがリスクになる場合があります。まず、妊娠されていることをお伝えください。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
避けるべきは、放置です。
「妊娠中だから何もしない、という判断がいちばん危ういことがあります。」
妊娠中はホルモンの変化により、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。出血しやすい、腫れやすいという変化は珍しくありません(妊娠性歯肉炎)。
歯ぐきの重い炎症は、放置すべきではありません。歯周病と早産・低出生体重児との関連が報告されており、治療しないことがリスクになり得ます。予防的なクリーニングは妊娠中も可能です。
一方で、延期できる処置は延期します。審美目的のホワイトニング、急を要さない大きな外科処置などです。判断は、緊急性と時期によります。
処置ごとの扱い。
まずお伝えください
受付と診察時に
妊娠されていること、週数、産科での注意事項があればお知らせください。すべての判断の前提になります。
クリーニング
可能です
予防的な歯のクリーニングは妊娠中も行えます。歯ぐきの炎症を抑えるために有益です。
時期
中期が比較的適します
安定期にあたる妊娠中期は、急を要さない処置に比較的適した時期とされています。
レントゲン
原則として行いません
必要性が高い場合を除き、撮影は延期します。行う場合は防護のうえで最小限に留めます。
麻酔
必要な場合は使用します
痛みを我慢することのほうが負担になります。使用する薬剤と量は、妊娠中であることを踏まえて判断します。
ホワイトニング
行いません
妊娠中および授乳期の審美目的のホワイトニングは、当院では実施いたしません。
治療の流れ
ご来院の流れ。
産科の主治医と連携が必要な場合は、その旨をお伝えします。
妊娠のお申し出
ご予約時と受付で、妊娠されていることと週数をお伝えください。
問診
産科での注意事項、服用中の薬、既往症を確認します。
診察
歯と歯ぐきの状態を確認します。歯ぐきの炎症の程度を重点的に見ます。
緊急性の判断
今行うべきか、出産後に延期できるかを判断し、理由をご説明します。
必要な処置
痛みや感染がある場合は、時期を考慮したうえで対応します。放置はしません。
産後の計画
延期した処置は、出産後のご予約としてお取りします。
費用について
妊娠中の予防処置について。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫ですか。
必要な治療は受けられます。とくに痛みや感染がある場合、放置するほうがリスクになります。妊娠されていることをお伝えいただければ、時期と方法を考慮して判断いたします。
レントゲンは撮りますか。
原則として延期します。診断上どうしても必要な場合に限り、防護のうえで最小限に留めます。妊娠されている、または可能性がある場合は、必ず事前にお知らせください。
麻酔は使えますか。
必要な場合は使用します。痛みを我慢していただくことのほうが、母体への負担になります。薬剤の種類と量は、妊娠中であることを踏まえて選択します。
歯ぐきから血が出ます。妊娠と関係ありますか。
関係があります。ホルモンの変化により歯ぐきが炎症を起こしやすくなり、出血しやすくなります(妊娠性歯肉炎)。放置せず、クリーニングと清掃指導をお受けください。
つわりで歯みがきができません。
無理をされず、できるタイミングで行ってください。歯みがき粉の香りが辛い場合は、少量にするか使わずに磨く方法もあります。吐いた後はすぐに磨かず、水でうがいをしてから時間をおいてください。
ホワイトニングはできますか。
妊娠中および授乳期は実施いたしません。出産後、授乳が終わってからご相談ください。
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