患者様向け情報
抜歯と同時のインプラント
条件が整えば、歯を抜いたその日にインプラントを埋入できます。ただし条件は厳密で、すべての症例には適しません。
診療とご相談はドイツ語または英語で行っております。日本語の説明資料をご用意し、ご希望に応じて通訳のお手配も承ります。
条件が満たされたときだけ。
「急ぐことより、条件が整っているかが大切です。」
歯を抜いた穴にそのままインプラントを埋入する方法を、即時埋入(Sofortimplantation)と呼びます。手術が1回で済み、治療期間が短くなる利点があります。
ただし条件があります。抜歯部位に急性の感染がないこと、周囲の骨が十分に残っていること、インプラントが初期の固定を得られること、そして歯ぐきの状態が良好であることです。
条件が満たされない場合は、抜歯後に治癒を待ってから埋入します。数か月の待機になりますが、そのほうが結果が安定します。急ぐことが目的ではありません。
適応の条件。
感染
急性の感染があれば行いません
膿がある、強い炎症がある場合は、まず治めてから埋入します。
骨
周囲の骨が必要です
抜歯部位の骨壁が保たれていることが条件です。3D 撮影で確認します。
初期固定
その場で安定するか
インプラントが埋入直後に安定を得られる必要があります。得られなければ延期します。
利点
手術が1回で済みます
抜歯と埋入を分けずに済み、治療期間が短くなります。
限界
すべてに適しません
条件が揃わない症例では、待ってから埋入するほうが確実です。
判断の時期
術中に変わることもあります
抜歯してみて骨の状態が想定と異なる場合、その場で延期に変更することがあります。
治療の流れ
判断と流れ。
術中に方針を変更する可能性も、事前にご説明します。
3D 撮影と診察
骨壁の状態、感染の有無、周囲の状況を確認します。
計画
即時埋入が可能かを判断し、可能な場合の埋入位置を計画します。
ご説明
条件と、術中に延期へ変更する可能性についてご説明します。
抜歯
骨をできるだけ保つように、慎重に抜歯します。
評価と埋入
骨の状態を確認します。条件が整っていれば、その場で埋入します。
治癒と最終補綴
骨との結合を待ち、その後に最終的な歯を装着します。
費用について
即時埋入の費用について。
費用は所見と選択される方法によって異なります。治療を始める前に、項目ごとに記載した治療・費用計画書(Heil- und Kostenplan)をお渡しし、保険でまかなわれる部分と自己負担になる部分をご説明いたします。書面をご確認いただく前に治療を始めることはございません。
費用とお支払いについて →よくあるご質問
抜いたその日に歯が入りますか。
インプラントを埋入できても、最終的な歯がその日に入るとは限りません。見た目を補う仮の歯を入れる場合はありますが、最終的な歯は骨との結合を待ってからになります。
なぜ待つ場合があるのですか。
抜歯部位に感染がある、骨壁が失われている、初期の固定が得られないといった場合です。条件が揃わないまま埋入すると、失敗の確率が上がります。待つことは慎重さの表れです。
治療期間はどのくらい短くなりますか。
抜歯後の治癒期間(通常数か月)を省ける分、短くなります。ただし埋入後の結合期間は変わりません。症例によりますので、計画時にお伝えします。
手術中に方針が変わることがありますか。
あります。抜歯してみて骨の状態が想定と異なる場合、その場で延期に変更します。安全性を優先するためです。この可能性は事前にご説明します。
痛みや腫れは通常の抜歯より強いですか。
症例によりますが、抜歯と埋入を同時に行うため、腫れが出ることがあります。冷却、痛み止め、注意事項を書面でお渡しします。
前歯でも可能ですか。
症例によります。前歯は審美性への要求が高く、歯ぐきの位置が結果に影響します。可能な場合もありますが、慎重な判断が必要です。
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